ライティング

英検 英作文対策(何を書けばいいか分からない人へ)

こんにちは、もち丸です。
英検1級合格・TOEIC960点取得などの経験を活かして、英語講師をしています。
このブログでは、主に英語資格試験の対策・勉強法などを紹介しています。

この記事では、
「英検の英作文で何を書けばいいか分からない!」という方に向けて
独学でできる英
作文の対策方法をご紹介します。

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英検 英作文について

英検では、3級から1級で英作文問題が出題されます。

もちろん、級が上がるごとに英作文の問題は難しくなります。
3級25-35語、準2級50-60語、2級80-100語、準1級120-150語、1級200-240語と、
どんどん書かなければならない量が増えていきます。

特に2級あたりから、語数も増える上トピックも難しくなってくるので、
「何を書けばいいのか分からない!」という人は多いと思います。

とはいえ合格を考えると、
ライティングでは約6-7割の点数が欲しいので、
ある程度は書く練習はしておいた方がいいでしょう。

そこで誰でもできる英作文の勉強方法をご紹介します。
独学で対策をされる方も多いと思うので、自学を前提とした学習方法になっています。

何を書けばいいか分からない人におすすめ勉強法

英作文で何を書けばいいか分からない人には、次の勉強方法がおすすめです。

  1. 問題集・過去問の模範解答を書き写す
  2. 実際に自分で英作文を書いてみる
  3. 書いた英作文をAIに添削してもらう

それぞれ詳しく説明していきます。

①問題集・過去問の模範解答を書き写す

何を書けばいいのか分からない人は、まず模範解答を書き写すことから始めてみましょう

できれば、書き写しは何周かしてみることをおすすめします。

何から書いたらいいのか分からなくなっている状況では、
「トピックに対して自分の意見が思いつかない」「英語で言いたいことを表現できない」
といった原因があるはずです。

そこでその原因を取り除くために、
まずは、英作文で使えるような意見や表現力を身に付けていくことが大事です。
模範解答を書き写しながら、理想の内容や語彙の使い方を覚えていきましょう。

「解答書き写すのって勉強方法としてどうなの・・・?」と思うかもしれませんが、
何を書いたらいいか分からない状況でいきなり書く練習を始めても、
書くのに時間がかかってしまい、効率が良くありません。

ただ、解答を写す作業に関しては、
「書き写す」だけなのでそんなに時間はかからないはずです。

そして模範解答の書き写しを何周か続けていると、
理想の英作文の書き方や単語、文法を覚えられるようになってきます。

自力でライティングすることが難しい場合には、
まず解答を写して合格できる英作文の型や内容を吸収していきましょう。

実際に私はこの方法で英検1級の英作文対策をしていました。

人によって差はあると思いますが、個人的には、
書き写し3周→トピックに対する意見を暗記できるようになってくる
書き写し5周→意見の表現方法(語彙や文法)を暗記できるようになってくる

といった感じでした。

  • 模範解答を何周か書き写す
  • 解答の書き写しで、理想の内容や語彙表現を身に付ける

↑私が実際に英作文対策で模範解答を書き写していた時のノート

ちなみに私は、青ペンで書くようにしていました。
青色のペンだと集中力が高まるらしいと聞いたからです(笑)

一つ書き写しの注意点としては、
問題集や過去問によっては解答の語彙表現がいかにも難しく、
「書き写しを続けても内容が全然身に付かなさそう・・・・」というものもあります。

その場合は、
自分が英作文で利用できそうな内容の解答が載っている参考書や問題集を探すとよいです。

模範解答の内容が難しすぎる場合は、
自分が覚えられそうな解答が載っている問題集などを探して書き写す。

②実際に自分で英作文を書いてみる

ある程度いろなんなトピックに対して意見や表現の仕方が身に付いたら、
今度は自分で英作文を一から書いてみましょう。

英作文を書く際に気を付けるべきことは、以下3点です。

  • 時間を測る
  • 書き写しで得た知識を積極的に使う
  • 見直しをする

時間を測って書く
英作文を書く際は、時間を測り想定している時間内に書き終えられるよう意識しましょう。

受験する級にもよりますが、英作文にかけられる時間はだいたい15-20分です。
15-20分しかないので、あまりのんびり書いていられません。

普段から時間を測って書く練習にのぞむことで、
時間の感覚を身に付け、どのぐらいのペースで書き上げればよいのか把握できるようになります。

効率良く試験問題をこなすためにも、日頃から時間を意識して練習しておきましょう。

書き写しで得た知識を積極的に使う
模範解答の書き写しで習得した意見や語彙は、自分の英作文でどんどん真似しましょう。

真似して使っていくことで、覚えた内容を自分のものにしていくことができます。

模範解答の内容を覚えたままで終わってしまうのはもったいないです。

書き写しで得た知識を積極的に自分の英作文に取り込み、
内容や語彙、文法などライティング表現の幅を広げていきましょう。

見直しをする癖をつける
一通り英作文を書き終わったら、必ず内容を見直しましょう。

ライティングで気を付けたいのが、「自分でも気付けるようなちょっとしたミス」です。
例えば、単数形・複数形の区別、時制、スペルミス、などです。
こういった「なんてことないミス」で点数を落としてしまうのは非常にもったいないです。

日頃から内容を見直して、自分で自分の間違いに気付けるようにしておきましょう。

こうすることで、なるべく最低限の失点は防げるようになります。

③書いた英作文をAIに添削してもらう

ライティングは添削が必須ですが、
独学で対策をしている人は、ぜひ自分の書いた英作文をAIに添削してもらいましょう

私は、ChatGPTを使っていました。
有料版のAIサービスもたくさんありますが、個人的には無料版の機能で十分だと思います。
私自身は無料版を使っていました。

ChatGPTの入力欄に自分の書いた英作文を入力して、
添削を依頼すれば一瞬で添削してくれます。

ちなみにノートや紙に書いた英作文は、
Google Lensなどの文字読み込み機能があるアプリで内容を読み込んでもらい、
読み込んだテキストをコピーして、それをAIサービスに貼り付けると入力が楽です。

また、AIに添削してもらう際は指示を工夫してあげるとよいです。
簡潔に「この英作文を添削してください。」という内容でももちろんOKなのですが、
より英検の採点方式に沿った添削になるよう具体的な指示内容にしましょう。

例えば、
「『内容』『構成』『語彙』『文法』の観点で英作文を添削してください。」という指示がおすすめです。

この「内容」「構成」「語彙」「文法」というのは、
英検が公表しているライティング採点の観点です。

つまり、
「文法」が完璧だとしても「語彙」や「内容」や「構成」を評価してもらえなければ、
合格点を取ることが難しくなります。

そこでAIにおまかせで添削してもらうよりも、
この4つの観点それぞれから添削してもらう方が、
英検で得点を得るための改善点が見つけやすくなります。

AIに添削依頼をする時は、4つの採点観点から英作文をチェックしてもらう。
そうすることで英検に合格するためのより具体的な改善策が得られる。

まとめ

英作文で何を書けばよいか分からない人向けの対策法をご紹介しました。

他の技能と違ってライティングは、
自分の書いたものを自分で採点することが難しいですが、
AIを使えば独学でもライティング対策をすることは十分可能です。

独学でできる英作文の対策方法をまとめておくと、

  1. 模範解答を書き写して、トピックに対する答え方や表現力を身に付ける
  2. 書き写しで得た知識を活用して、自分で英作文を書いてみる
  3. 英検の採点観点に沿って、書いた英作文をAIに添削してもらう

ライティングは日々の練習の積み重ねが大事です。

語彙や文法といった表現力は、1~2回の練習だけではなかなか向上しません。

「書く→改善する」という作業を何回も繰り返して、徐々にライティング力が身に付いていきます。

どんなトピックが出題されたとしても、
制限時間内に合格に届く英作文が書けるように日頃からコツコツ練習しておきましょう。

以上、英作文の勉強方法でした!
ご紹介した内容が参考になれば幸いです。