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英検1級に一発合格した時のライティング対策

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こんにちは、もち丸です。
英検1級合格・TOEIC960点取得などの経験を活かして、英語講師をしています。
このブログでは、主に英語資格試験の対策・勉強法などを紹介しています。

私は、2023年第2回検定で英検1級に独学で一発合格しました。

この記事では、
英検1級の英作文対策
として私が実際に使っていた問題集や勉強法をご紹介します。

英検1級のライティング内容は?

英検1級のライティング内容は、英文要約英作文です。
英文要約は、2024年度第1回検定から新たに加わった試験問題になります。

英検1級 英文要約の試験内容
  • 300語程度の英文を読み、要約を作成する
  • 要約の長さは、全体で90〜110語
  • 問題の英文をそのまま使うのではなく、なるべく自分の言葉で要約を書く
  • 内容、構成、語彙、文法の4つの観点で採点される



英検1級 英作文の試験内容
  • 与えられたトピックに対して、英語で自分の意見を書く
  • 自分の意見をサポートする理由を3つ述べる
  • 語数は、200-240 words
  • 内容、構成、語彙、文法の4つの観点で採点される



英検1級は、全ての技能において社会性のあるテーマが問題になることが多いです。

↑私が受験した2023年第2回検定で実際に出題された英作文の問題



ライティングにおいても、
日本語でもなかなか返答に困るような難しいトピックが出題されたりするので、
余程普段から難しい英文を読み書きしていない限りは、事前の対策は必須だと思います。

英検1級の英作文対策で使った問題集

※私が受験した2023年には、まだ英文要約の問題が無かったので、この記事では英作文対策についてだけ書きます。

英検1級の英作文対策で使っていた問題集は、
ジャパンタイムズの「最短合格!英検1級英作文問題完全制覇」です。


この1冊で試験内容の理解~英作練習まで一通りの対策ができる良本です。

私がライティング対策のために購入した問題集は、これだけです。
この問題集を使って、1級英作文の書き方や内容を身に付けました。



「最短合格!英検1級英作文問題完全制覇」は、以下のように3つのChapterに内容が分かれています。

「最短合格!英検1級英作文問題完全制覇」の内容
  • Chapter1:英作文攻略法
  • Chapter2:コンテンツブロック(英作文で使える英文集)
  • Chapter3:実践問題とその模範解答

Chapter1で英作文の試験概要や書き方のコツについて、
Chapter2とChapter3でより実践的な1級英作文の知識について学ぶことができます。


特にChapter2とChapter3は、
テーマごとに実用的な英文や解答例が載っており、試験本番の答案で使えるような理由や英文を豊富に学ぶことができます。

Chapter2では試験で役立つ英文が212題、
Chapter3では実践問題30問とそれに対する肯定・否定の模範解答が60題、

それぞれ掲載されています。

この1冊を念入りにしっかりやり込んでおけば、
英作文である程度の点数が取れるようになるでしょう。



これから英作文対策を始める、どの問題集を買うべきか迷っているといった方には、
「最短合格!英検1級英作文問題完全制覇」がおすすめです。

問題集での勉強方法

「最短合格!英検1級英作文問題完全制覇」を使ってやったことは筆写だけです。
いわば、模範解答の書き写しです。

英検1級の受験を決めた当初、英作文問題について何も知りませんでした。

なので、いきなり書く練習をしても、
たぶん書くネタや表現が何も思いつかないだろうなと思いました。

実際、1級の英作文では日本語でも回答に困るようなちょっと難しい社会性のあるトピックが出題されます。
下準備無しで問題に挑むのは、なかなかハードルが高いと思います。

そこで、まずは、書き方・理由・語彙表現など必要な知識を習得することにしました。
そのためにやったのが、模範解答の書き写しでした。


やり方は単純で、
「最短合格!英検1級英作文問題完全制覇」の【Chapter2:英作文で使える英文集】と【Chapter3:実践問題とその模範解答】の英文を毎日丸写しする、というだけです。


私は、Chapter2とChapter3ともに、毎日最低1題は書き写していました。


最初は、「こんな難しい英文を自分がいつか書けるようになる日が来るのか・・・」と問題集の英文のレベルの高さに絶句していました・・・(笑)

ただ、筆写もだいたい5周目ぐらいになると、書き写している内容をだんだんと覚えてくるようになるんですね。

それによって、1級英作文で使えそうな理由や表現を蓄積していくことができました。



筆写という作業自体はものすごく簡単なのですが、何度か繰り返すことで1級英作文に必要な知識を自然と身に付けることができます。

「英作文の理由が思いつかない」、「言いたいことを上手く表現できない」という場合は、
模範解答を書き写して内容を暗記していくというのをおすすめします。

何回が筆写していると、おおよその内容や表現を覚えられるようになります。

余談ですが、
この筆写をする時にやっていたのが、ボールペンで書き写すということです。
なぜ、ボールペンを使うかというと、モチベーションを上げるためです。

ボールペンを使って書き写していると、当たり前ですが、いずれインクが出なくなります。そのインクが出なくなったボールペンを捨てずにとっておくと、書き写しを続ける毎にどんどん数が増えていきます。
そうしてインクの出なくなったボールペンの数によって自分の努力を可視化することができました。
私は、このインクの出なくなったボールペンが増えていくのを見て、自分を鼓舞しながら英作文対策のやる気を維持していました(笑)





問題集以外での勉強方法

問題集の書き写し以外にも、実際に自分で英文を書くという練習もしました。


問題集のトピックは、筆写によって見慣れてしまったので、
自分で書く練習をする時は、ネットでいろんな問題を拾って利用していました。

「英検1級 ライティング 予想問題」などとインターネットで検索すると、いろんな問題が出てきます。(めちゃくちゃありがたい・・・!!)




そして、自分で書いた英作文は、もちろん完璧ではないので、添削が必要になります。


本当は、ネイティブや添削のプロの方にチェックしてもらうのがいいと思います。
ただ、私はそこまでお金をかけられなかったので、添削はChatGPTを利用していました。もちろん無料版です!
無料版だったので、精度は有料版より劣るのかもしれませんが、少なくとも私の英作文よりはずっとまともな添削結果を提供してくれていたと思います。


ライティング対策においてChatGPTには、本当にお世話になりました。
朝でも夜でもいつでも添削に応じてくれるし、添削内容も詳細に示してくれるので、
ライティングミスのパターンや傾向を分析・改善していくのにとても役に立ちました。


ChatGPTが無かったら、ライティングは合格圏内に届かなかったと思います(笑)

まとめ

英検1級の英作文対策で実際に使っていた問題集や勉強方法をご紹介しました。


私がやっていた英作文対策をまとめておくと、

  • 英作文に必要な知識の習得
    →「最短合格!英検1級英作文問題完全制覇」を書き写す
    →英作文に使える理由や語彙表現を暗記していく


  • 実際に英文を書く練習
    →ネットで予想問題を検索する
    →ChatGPTに添削してもらう

私はこの方法で、英検1級に一発合格しました。


英検1級の英作文は、他の級と比べて必要語数も多く、トピックの難度も高いです。
説得力のある論理的な理由やそれなりの語彙力が必要になってきます。

そのため、日々コツコツとライティング練習を継続して、
知識や表現のストックを積み重ねておくことが重要だと感じました。

ご紹介した英作文対策が参考になれば幸いです。