リスニング PR

英検準1級リスニング対策 おすすめ参考書

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは、もち丸です。
英検1級合格・TOEIC960点取得などの経験を活かして、英語講師をしています。
このブログでは、主に英語資格試験の対策・勉強法などを紹介しています。

この記事では、
英検準1級リスニング対策におすすめの参考書や勉強方法を紹介していきます。

準1級リスニングの内容

英検の情報によると、準1級の英語のレベルは「大学中級程度」です。
審査領域の「聞く」については、「社会性の高い内容を理解することができる」と書かれています。

準1級のリスニング試験は、Part1~Part3・全29問で構成されています。

準1級リスニング試験の内容

  • Part1(12問):会話文
    男女の会話を聞いて、続く質問に答える。
    家族や友人との日常会話といった設定が多い。


  • Part2(12問):説明文
    長めの説明文を聞いて、続く質問に答える。
    歴史、科学、自然など様々なテーマから出題される。
    質問は1題につき2問で、3つのパートの中では最も難度が高い。


  • Part3(5問):アナウンス文
    日常生活で耳にするようなアナウンスを聞いて、質問に答える。
    Situation(状況)とQuestion(質問)が問題用紙に記載されている。

合格を考えると、準1級リスニングは正答率7割以上を目指したいところです。

2級のリスニングと比べるとかなり難しい問題ばかりなので、
勉強時間・量を確保して、しっかり対策しておくことが大事です。

準1級リスニング対策におすすめの問題集

準1級リスニング対策におすすめの問題集は、
旺文社の「英検分野別ターゲット英検準1級リスニング問題」です。

こちらは、英検準1級のリスニング専用の問題集です。

準1級リスニングは語彙やテーマが難しいので、
とにかく1題でも多く問題をこなし、様々な内容に慣れておくことが重要です。
「英検分野別ターゲット英検準1級リスニング問題」には、Part1~Part3の攻略法に加えて、オリジナルのリスニング問題が合計150問も収録されています。
なので、たっぷりとリスニング練習をすることができます。


また、
英検では、アメリカ英語だけでなくイギリス英語も出題されます。
この問題集の音声には、多くの受験者が苦手とするイギリス英語も収録されています。
アメリカ英語、イギリス英語の両方をしっかり対策しておくことができます。


さらに、
準1級リスニングで最も難しいPart2では、様々な分野のやや専門的な内容が読まれます。
この1冊は、音声のパターンやテーマ別に問題がまとめられているので、自分の苦手な内容に特化して練習することができます。



「英検分野別ターゲット英検準1級リスニング問題」の150問全てをしっかり丁寧にやり込んでおけば、準1級の高度な問題にもかなり慣れることができるでしょう。

この1冊に加えて過去問5年分をやれば、トータルで300問近くリスニング問題を練習することになります。
300問近くやれば、相当リスニング力を磨くことができるし、きっと自信も付くでしょう。

準1級リスニングの勉強方法


準1級リスニング問題の勉強法は、

「①問題を解く・答え合わせ → ②精読 → ③音読 → ④シャドーイング」がおすすめです。 


以下に、やり方を詳しく解説していきます。

問題を解く・答え合わせ

まずは、音声を流して問題を解きましょう。
試験と同じように問題を解けばOKです。

そして一通り問題を解いたら、答え合わせをします。
答えを見ながら自分の解答が合っているか間違っているかをチェックしましょう。

精読

次に精読をします。

精読とは、解答解説のスクリプト(音声の英文)を見て、単語と文法を理解しながら、一文一文丁寧に和訳して内容を理解していくことです。

精読するときのポイント
  • 英文の単語・文法を押さえておく
  • スクリプトの英文を一文ずつ自分で和訳する
  • 知らない語彙表現があれば覚えていく

当たり前ですが、リスニング試験では音声を聞いて英文を理解しなければなりません。
それができるようになるためには、
音声の英文に出てくる単語と文法を理解して、自力で和訳できることが必要です。

なので、答え合わせが終わったら、
辞書を使ってもいいので、スクリプトの英文を一文ずつ日本語訳していってください。

もし、訳し方が分からなければ、解説の日本語訳を参照してもいいです。
ただ、精読の目的は、「スクリプトの英文を自分で和訳できるようになる」ことです。
なので、自力で和訳せず最初から全て解説の日本語訳に頼るのはおすすめできません。

間違った問題や自信が無かった問題では、特に精読が必須です。
単語や文法を確認しながら、自分の力で和訳してみてください。
そして、知らない語彙表現があれば、なるべく覚えていきましょう。

音読

精読が終わったら、音読をします。

音読は英文を声に出して読むことです。

音読するときのポイント
  • 英文を理解しながら読む
  • 慣れないうちはゆっくり読む
  • 慣れてきたら少しずつ読むスピードを速くする

リスニングは、耳で聞いた英語の音声を理解できる力が必要です。
ただ字を眺めながら何も考えずに音読しているようでは意味がありません。
大事なのは、英文を音読しながら同時にその英文を頭の中で理解することです。

もちろん、音読しながら読んでいる内容を理解する、というのはなかなか大変です。

なので、慣れないうちは、ゆっくり音読すればいいです。
何度も繰り返し音読していれば、そのうち英文を理解する速度も上がっていきます。
そうなったら少しずつ音読のスピードも上げていきましょう。

理想は、試験の音声と同じか、それより少し早く音読することです。
そうすれば、試験の音声の速度にも慣れることができるでしょう。
音声と同じように音読できる内容であれば、耳で聞いても理解できるはずです。
試験と同じリズムで読めるようになるまで、ひたすら音読練習を繰り返しましょう。

シャドーイング

最後にシャドーイング練習をします。

シャドーイングは、英語の音声を聞きながら、聞こえてきた音を聞こえた通りに発音していく勉強方法のことです。

シャドーイングするときのポイント
  • 試験と同じ速度で発音できるようにする
  • 何も見ずに音声だけ聞いて発音する
  • ネイティブの発音をひたすら真似する

リスニングは、耳で聞いた内容を理解する能力です。
精読したリスニング問題のスクリプトを、音声と同じ速さで同じように発音できるようになれば、耳で聞いて理解できるようになります。
そのために必要な練習が、このシャドーイングです。

音読はスクリプトを読んでいましたが、シャドーイングはスクリプトを見ずに行います。
つまり、聞こえた音だけを頼りに発音していくということです。

もちろん、シャドーイングに慣れていなければ、
いきなり聞いたまま英語を発音していくのは難しいでしょう。

その場合、慣れるまではスクリプトを見ながら目で情報を補って練習するとよいです。
もしくは、音声の速度を少し落としてもいいです。
慣れてきたらスクリプト無しで、
耳からの情報のみで発音できるようになることが大事です。

耳からの情報のみで発音できるようになれば、
これまで聞き取れなかった音も少しずつ聞き取って理解できるようになります。

そして、
シャドーイングをするときは、なるべくネイティブの発音を真似するようにしましょう。
英語を聞けるようになりたければ、まずは自分が正しく発音できることが大事です。
スピーキングの訓練にもなるので、発音は徹底的に真似するようにしてください。

まとめ

準1級リスニング対策でおすすめの参考書と勉強方法をご紹介しました。

準1級リスニング対策についてまとめておくと、

  • 問題集・・・
    「英検分野別ターゲット英検準1級リスニング問題」がおすすめ

  • 勉強方法・・・
    ①問題を解く・答え合わせ
    音声を聞いて問題を解き、答え合わせをする

    ②精読
    単語と文法を確認しながら、スクリプトの英文を和訳する

    ③音読
    スクリプトを声に出して読む

    ④シャドーイング
    スクリプトの音声を聞いて、聞いた通りに発音する

準1級のリスニング問題は非常に難しいものが多いので、
語彙や発音の知識を一つ一つ身に付けていくことが大切です。

そのために、問題を解いて終わるのではなく、
精読 → 音読 → シャドーイングをして、丁寧に練習することが大事です。

また、Part2では、いろんな分野のやや専門的な英文が読まれるので、
問題の数をこなして様々な内容に慣れておくことが重要です。


質と量を担保しながら継続して練習し、少しずつ問題に慣れていきましょう。