こんにちは、もち丸です。
英検1級合格・TOEIC960点取得などの経験を活かして、英語講師をしています。
このブログでは、主に英語資格試験の対策・勉強法などを紹介しています。
私は、2023年第2回検定で英検1級に独学で一発合格しました。
この記事では、
英検1級の英作文対策として実際に私がやっていた勉強方法をご紹介します。
英検1級英作文の内容は？
英検1級の英作文は以下の通りです↓
- 与えられたトピックに対して、英語で自分の意見を書く
- 自分の意見をサポートする理由を3つ述べる
- 語数は、200-240 words
- 内容、構成、語彙、文法の4つの観点で採点される
英検1級は、全ての技能において社会性のあるテーマが問題になることが多いです。
私が受験した2023年第2回検定で出題された英作文課題は、
「Do social welfare programs help reduce inequality in society?」でした。
英作文でも、日本語でも返答に困ってしまうような難しいトピックが出題されたりします。余程書くことに慣れていない限りは、事前にしっかり対策をしておいた方がいいでしょう。
実際にやっていた英作文対策方法
まず、私が英作文対策のために利用していたものは、2つだけです↓
- 英検1級英作文対策用の問題集
- ChatGPT（無料版）
では、それぞれをどうやって活用していたのか詳しくご紹介します↓
①問題集を使った英作文対策
私が実際にやっていた主な英作文対策は「筆写」です。いわば、模範解答の書き写しです。
やり方は単純で、英作文用の問題集の解答をひたすら書く写していくだけです。
そもそも、私は英検1級の受験を決めた当初、英作文問題について何も知りませんでした。
なので、いきなり書く練習をしてもたぶん書くネタや表現が何も思いつかないだろうと思いました。
実際、1級の英作文では日本語でも回答に詰まってしまうようなちょっと難しい社会性のあるトピックが出題されます。下準備無しで問題に挑むのは、なかなかハードルが高いです。
そこで、まず「書き方」「理由」「語彙表現」など必要な知識を習得することにしました。
そのためにやったのが、模範解答の書き写しでした。
私は問題集の模範解答を毎日最低1題は書き写していました。
最初は、「こんな難しい英文を自分がいつか書けるようになる日が来るのか・・・」と問題集の英文のレベルの高さに絶句していました・・・（笑）
ただ、筆写もだいたい5周目ぐらいになると、書き写している内容をだんだんと覚えてくるようになるんですね。
それによって、1級英作文で使えそうな理由や表現を蓄積していくことができました。
筆写という作業自体はものすごくシンプルなのですが、何度か繰り返すことで1級英作文に必要な知識を自然と身に付けることができます。
「英検1級の英作文の書き方が分からない」
「トピックは理解できても理由が思いつかない」
「自分が思ったことを上手く英語で表現できない」
という場合は、模範解答を書き写して内容を暗記していくことをおすすめします。
何回が筆写していると、おおよその内容や表現が頭に入ってくるようになります。
問題集の模範解答をひたすら書き写し、英作文に必要な知識を身に付ける。
ある程度内容を暗記できるようになるまで、問題集を周回する。
余談ですが、私が筆写をする時にやっていたのがボールペンで書き写すということです。
なぜボールペンを使うかというと、モチベーションを上げるためです。
ボールペンを使って書き写していると、当たり前ですがいずれインクが出なくなります。
そのインクが出なくなったボールペンを捨てずにとっておくと、書き写しを続ける毎にどんどん数が増えていきます。
インクの出ないボールペンが増えていくことで、自分の努力を可視化することができます。
私は、このインクの無くなったボールペンが増えていくのを見ながら英作文対策のやる気を維持していました。
②ChatGPTを使った英作文対策
ChatGPTは自分で書いた英作文を添削してもらうために利用していました。
自分で書く練習をする時は、ネットでいろんな問題トピックを拾って利用していました。
「英検1級 ライティング 予想問題」などとインターネットで検索すると、いろんなトピックが出てきます。（めちゃくちゃありがたい・・・！！）
自分で書いた英作文は、もちろん完璧ではないので、添削が必要になります。
本当は、ネイティブや添削のプロの方にチェックしてもらうのがいいと思います。
ただ、私はそこまでお金をかけられなかったので、添削はChatGPTを利用していました。
もちろん無料版です！
無料版だったので、精度は有料版より劣るのかもしれませんが、少なくとも自分の英作文よりはずっと正確でまともな添削結果を提供してくれていました。
朝であれ夜であれ時間を気にせずいつでも添削に応じてくれるし、修正内容も細かく提示してくれるので、ライティングミスの傾向を分析・改善していくのにとても役立ちました。
ChatGPTが無かったら、たぶん英作文は合格圏内に届かなかったと思います（笑）
なお、添削をAIに依頼する時は指示をなるべく工夫してあげると良いです。
例えば、
「英検1級に合格できるように、『内容』『構成』『語彙』『文法』の観点から英作文を修正してください。」
といった感じです。
『内容』『構成』『語彙』『文法』というのは、英検のライティング採点項目です。
単に「添削してください」と依頼するよりも、細かい条件を与えた方が合格のための建設的なアドバイスをくれるので、指示内容は工夫することをおすすめします。
自分で書いた英作文は、AIに添削してもらう。
より具体的なアドバイスがもらえるよう、指示を工夫してあげると良い。
まとめ
英検1級の英作文対策で私が実践していた勉強方法をご紹介しました。
英作文対策をまとめておくと、
- 問題集の模範解答を書き写して、英作文で使える理由や表現をストックする
- 自分で書いた英作文はAIに添削してもらう
私はこの方法で、英検1級に一発合格しました。
英検1級の英作文は、他の級と比べて必要語数も多く、トピックの難度も高いです。
説得力のある論理的な理由やそれなりの語彙力が必要になってきます。
そのため、日々コツコツとライティング練習をして、自分の中に知識や表現を蓄えておくことが重要だと感じました。
以上、ご紹介した英作文対策が参考になれば幸いです。
